アールデコのインテリアデザイン
アールデコは自信に満ちた華やかなスタイルです。幾何学模様、磨き上げた金属、鮮やかな色が1920年代を思わせ、小さなお部屋でも印象的な空間に変えます。

主な要素
- 素材
- 真鍮、大理石、漆、ベルベット、ミラーガラス
- 色
- エメラルド、ブラック、ゴールド、ディープブルー
- 家具
- 曲線的なベルベットのソファ、縦溝のあるキャビネット
- 照明
- 段状や扇形の照明
- 装飾
- 幾何学タイル、サンバーストのモチーフ、大胆なミラー
相性のよいカラーパレット
- エメラルドジェム#004D40 · #00695C · #00897B · #26A69A · #4DB6AC
- ゴールデンアワー#FFD700 · #FFC107 · #FFAB00 · #FF8F00 · #FF6F00
- クラシックネイビー#0A1128 · #1C2541 · #2E4057 · #3C5A7D · #4A7BA8
スタイルの起源
アールデコは第一次世界大戦の直前にフランスで生まれ、1920〜30年代に花開きました。その名は1925年にパリで開かれた大規模な装飾芸術の博覧会に由来します。キュビスム、古代エジプトの発見、機械時代の幾何学に影響を受けたこのスタイルは、近代的な生活、スピード、贅沢、技術を謳歌するものでした。デザイナーたちは希少な木材、漆、クローム、ガラス、豪華な生地を用い、スタイルは高層ビル、豪華客船、映画館、ホテルへと広がりました。その考え方は、幾何学による華やかさ。大胆で左右対称の形と貴重な素材で、部屋を特別な場に感じさせることです。現在は、その柄や曲線をアクセントとして使う、より落ち着いた形で再び注目されています。
見分け方と上手な取り入れ方
アールデコは、シェブロン、扇形、サンバースト、階段状などの幾何学模様と、磨き上げた真鍮や金、黒い漆、大理石、ベルベット、鏡面仕上げで見分けられます。家具は曲線的で丸みを帯び、フルーティングやチャンネルキルトが施されていることが多く、色はエメラルド、サファイア、黒、金、ブラッシュピンクといった鮮やかなものです。うまく取り入れるには、床かアクセントウォールに強い幾何学模様をひとつ選び、その周りを落ち着いた面で構成しましょう。金属のアクセントは、ランプ、取っ手、額縁まで真鍮など一種類の仕上げでそろえます。主役として曲線的なベルベットのソファやアームチェアを置き、段状や扇形の照明で部屋を照らしましょう。
よくある失敗
- 柄や金属を組み合わせすぎること。アールデコは大胆でありながら規律があります。競い合う幾何学プリントや異なる金属がいくつもあると、華やかではなく雑然と見えます。
- 光沢があっても安っぽく見える仕上げを選ぶこと。華やかさは質で決まります。光沢だらけの部屋より、少量でも本物の真鍮、大理石、ベルベットのほうが勝ります。
- 柔らかさと光を忘れること。濃い色の漆や石には温かな照明と柔らかな生地が必要です。そうでないと、夜は冷たく閉ざされた印象になります。
相性のよいスタイル
アールデコと最も相性がよいのはコンテンポラリーです。曲線的なベルベット、真鍮、幾何学的なアクセントを引き立てる、落ち着いた背景になります。トラディショナルな部屋も、ダイニングやバスルームにアールデコの家具や小物を少し加えると映えます。どちらも楽観的で彫刻的なアプローチを持つミッドセンチュリーの家具も混ぜられますが、主役となるスタイルははっきりひとつに決めましょう。
よくある質問
狭いマンションにアールデコスタイルを取り入れるには?
ポイントを絞って使いましょう。バスルームの幾何学模様のタイル、フルーティングのキャビネット、丸い真鍮の鏡、エメラルドのベルベットのアームチェアなどで、十分にその雰囲気を出せます。壁は明るい色か深い色一色にし、金属を使いすぎて空間を埋めないようにしましょう。
アールデコとアールヌーボーは同じですか?
いいえ。アールヌーボーが先に、おおよそ1890年から1910年にかけて登場し、植物や自然に着想を得た流れるような有機的な曲線が特徴です。アールデコはその後に続き、幾何学的で左右対称な形、機械時代の精密さ、漆やクローム、大理石といった贅沢な素材を好みます。








